インタビュー:イーファ・バクリー(ハープアンサンブルのメンバー)

2020年7月22日インタビュー
話し手
イーファ・バクリー:20歳の若手ハープ奏者で、ミュージックジェネレーション・リーシュ・ハープアンサンブルの1人です。多くの受賞歴があり、近年ではアイルランド大統領マイケル・D・ヒギンズからGold Gaisce Awardを受賞し、1年前の10月にダブリン城で大統領の前でハープ演奏を披露してセレモニーを締めくくりました。
➖ハープを始めたきっかけ、ミュージックジェネレーション・リーシュで学び始めたきっかけを教えてください。

私は10歳のときにハープを始め、週に1回Damhnait Nic Suibhneの授業を受けていました。このクラスは地元の中等学校で開講され、第3期教育にあがる2019年までレッスンを継続することができました。私の姉のシボーン・バクリーは、メイノース大学で音楽を勉強し、大学卒業後すぐにミュージックジェネレーション・リーシュでの仕事のオファーを受けました。シボーンはミュージックジェネレーション・リーシュであらゆるとても素晴らしい機会を経験していたので、私はすぐにハープ・プログラムに参加できるか、彼女に頼みました。私は毎週水曜日の放課後に電車でマローからポートリーシュまで行き、ミュージックジェネレーション・リーシュの授業に参加しました。ミュージックジェネレーション・リーシュは、間違いなく時間をかけて行く価値があり、多くの生涯に一度の機会を私たちに与えてくれています。

ミュージックジェネレーション・リーシュで受講している授業と、その授業の内容、授業に対する感想や意見を教えてください。また、ミュージックジェネレーション・リーシュ全般についてどのように思われますか?

毎週水曜日に電車でポートリーシュまで行き、週に1度のハープアンサンブルのレッスンを受けています。このレッスンは1時間で、1週間に1曲学んでいます。私たちは耳で聞いて曲を学んでおり、シボーンがメロディーを弾き、私たちはそれをリピートします。その後自分自身の曲のアイデアとアレンジを試す時間があり、授業をより面白くしています。ミュージックジェネレーション・リーシュは、リーシュと州の他の地域のとても多くの若い音楽家たちをサポートする組織で、彼ら自身の音楽スタイルを発展させており、音楽家たちが自立する手助けをしています。ミュージックジェネレーション・リーシュは、若い音楽家たちがずっと感謝するであろうとても多くの素晴らしい機会を与えています。ミュージックジェネレーション・リーシュに参加したことは、1番よい決断のひとつで、とても多くの友人と思い出を作れています。

➖1番好きな曲は何ですか?それはどんな曲で、なぜ好きですか?

私のお気に入りの曲はリズ・キャロル作曲《Rose and Kathleen’s slip jig》です。この曲は、ミュージックジェネレーション・リーシュのサマーキャンプで、カトリオーナ・マッケイが私たちに教えてくれました。快活で気持ちを高揚させる曲で、聞いた後必ず良い気分になります。

ハープ以外で、何をすることが好きですか?

ハープを弾くことが私の1番の興味で、ハープを弾かないときは、ふつうカレッジにいるか、週末に働いています。ハープを弾くことで現実から逃避することができ、他に何も考えることなしに音楽に没頭することができます。

日本ツアーで演奏する《The Spirit of Laois Suite》は、ともに来日予定のハープ奏者・作曲家マイケル・ルーニーとあなたを含む若いハープ奏者たちのコラボレーションにより創られた曲で、プロジェクトの最初にリーシュについて議論し、マイケルはその議論をもとに作曲したそうですね。リーシュでのお気に入りの場所を教えてください。また、《The Spirit of Laois Suite》のあなたが思う曲の魅力を教えてください。マイケル・ルーニーとのコラボレーションはどうでしたか?

2017年にミュージックジェネレーション・リーシュ・ハープオーケストラは、マイケル・ルーニーとともに活動する素晴らしい機会があり、《The Spirit of Laois》という組曲を作曲しました。この組曲はリーシュの様々な場所について書かれており、このことによりハープオーケストラにとってより特別になっています。リーシュには訪れるべきとても多くの場所があり、私のお気に入りの場所はロック・オブ・ダナメーズで、そこから見晴らす景色は息をのむほど素晴らしいです。マイケルは何度もポートリーシュに足を運び、1日40分間のワークショップで教えてくれました。マイケルとともに活動する機会を持てたことは素晴らしい経験で、彼はアイルランドで最上級のハープ奏者の1人です。彼とともに活動できたことは大変名誉なことです。

ミュージックジェネレーション・リーシュの企画で1番思い出に残っている国内プロジェクトと海外プロジェクトのストーリーを1つずつ、写真あるいは映像とともに詳しく教えてください。

ミュージックジェネレーション・リーシュはアイルランドと海外の両方の様々な会場で演奏する多くの素晴らしい機会を作ってきました。最も思い出深いパフォーマンスのひとつは、エディンバラ国際ハープフェスティバルで、ハープアンサンブルはカトリオーナ・マッケイとクリス・タウトとともにコンサートで演奏しました。「The Ray D’arcy Show」や「Morning Ireland」などのテレビ番組で演奏する機会を得ました。ミュージックジェネレーション・リーシュのコーディネーターのロサ・フラナリーとハープチューターのシボーン・バクリーの努力がなければ、このような機会を得ることはなかったでしょう。

新型コロナウィルスのパンデミックの中、どのように演奏を続けていますか?

新型コロナウィルスのパンデミックの中、シボーンと私は一緒に自宅で待機し、一緒に演奏できてよかったです。多くの音楽家たちはロックダウンの間会うことができなかったので、私たちは一緒に曲を演奏することができてとても幸運でした。
Máireと私は同じカレッジに通っていて、私たち二人とも音楽にとても情熱をもっています。自宅待機の間、私はコーク州に、彼女はオファリー州にいたので一緒に演奏することができませんでした。私たちは他の人たちがバーチャル上で一緒に演奏している2、3の映像を見て、私たちも作ることに決めました。それぞれの安全な自宅から一緒に演奏できてとてもよかったです。

現在、ズーム上でアコーディオン奏者・作曲家Martin Tourishとコラボレーションして、大西洋西向き無着陸横断飛行に最初に成功した、ポートリーシュ出身のジェイムス・フィッツモーリスの物語を伝えるプロジェクト「かなわぬ夢」に、直接会ったことのない50人を含めた70人の若い音楽家たちが参加しているそうですね。フィッツモーリスについてどのようなことを議論し、他にどのようなことを学んでいますか?このプロジェクトに関する感想や意見を教えてください。

毎週、私たちは(ズーム上で)会って、戦争と1920年代に生きたジェイムス・フィッツモーリスの生涯の出来事について学んでいます。私たちは記事とスライドを見せてもらって、ジェイムス・フィッツモーリスについて学ぶとともに、Martinは、いくつかのジャズの曲も教えてくれていて、私たちは狂騒の20年代について非常に理解を深めることができています。オーケストラが作曲に貢献できることで、音楽がどこからきて、その背景の根拠が何であるのか知ることができるので特別です。パンデミックのため私たちはグループで直接会うことができていないけれども、みんなプロセスにとても貢献できていて、とても楽しい経験になっています。背景を知って曲を演奏することは、とても意味のあることで、とても音楽に感情移入することができます。

将来の夢を教えてください。

ハープを弾くことはずっと私の情熱であり続けるでしょう。そしてお客さんのために、友人とともに演奏し続けたいです。小学校教諭の学位を取得後、音楽セラピーの修士に進む予定で、そこで私は音楽を通して人々にポジティブな影響を与えることができるようになるでしょう。
音楽セラピーは、病気、怪我、障害をもつあらゆる年齢の人々を、彼らの心理的、感情的、認知的、身体的、コミュニショーン的、社会的ニーズをサポートすることを通して手助けします。音楽セラピーは、誰にでも開かれていて、クライアントは参加するのに音楽的経験は全く必要ありません。人々の人生にポジティブな影響を与えることができることは、素晴らしい機会であり、それが音楽を通してであると尚更です。

日本でしたいこと(コンサート以外)は何ですか?また、日本でのコンサートへの期待と日本のお客様にメッセージをお願いします。

私は日本の文化を経験し、日本食に挑戦したいです。日本文化は多くの様々な伝統をもつアイルランド文化以上にとても多様であるように思われます。桜の季節に日本に訪れることは、しばらくの間願い事リストの大きなことの一つであり、願わくば来年日本へ行く機会を得て見たいです。また日本人ハープ奏者と会い、私たちの異なるハープの弾き方を共有することを楽しみにしています。

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