インタビュー:エヴァ・ケトル(ハープアンサンブルのメンバー)

2020年7月23日インタビュー
話し手
エヴァ・ケトル:16歳の若手ハープ奏者で、ミュージックジェネレーション・リーシュ・ハープアンサンブルの1人です。多くの受賞歴があり、フラー・キョール・ナ・エーレンでは3度メダリストに輝きました。
➖ハープを始めたきっかけ、ミュージックジェネレーション・リーシュで学び始めたきっかけを教えてください。

私は11歳の時に地元のコールタスの支部に参加し、フィドルを始めました。その1年後の2015年スライゴー・フラーでハープを紹介され、とてもハープを学び始めたいと思うようになりました。

ミュージックジェネレーション・リーシュで受講している授業と、その授業の内容、授業に対する感想や意見を教えてください。また、ミュージックジェネレーション・リーシュ全般についてどのように思われますか?

私はミュージックジェネレーション・リーシュで私の先生であるシボーン・バクリーのもと、アイルランドの伝統的なハープのレッスンを受けています。私のレッスンの間中、シボーンと私は幅広い伝統的な曲と、様々なアイデアと編曲による試みを協力し合って学んでいます。ミュージックジェネレーション・リーシュは音楽を学ぶための刺激的な場所で、志を同じくするあらゆる年齢とバックグランドをもつ音楽家たちと交流する機会を与えてくれています。

➖1番好きな曲は何ですか?それはどんな曲で、なぜ好きですか?

私のお気に入りの曲はジグです。私が思うには、ジグの8分の6拍子はハープで演奏していてとても楽しいです。特にジグはハープという楽器の性質に合っています。私はまた自分で作曲することを楽しんでいます!

あなたの作曲方法を教えてください。またあなたの自作曲を詳しく教えてください。

私は今まで計画的に作曲に着手していません。しかし、数時間座って様々なコード構成と進行を試すことがあります。よいコード・シーケンスを見つけた時、その曲が私にとってより明確になることが分かります。私はあらゆる様々なタイプのキーとモードを試すことが好きで、それぞれのシークエンスは異なるモードを表しています。

《Emigration Suite》について
2018年に私は1845年から1849年の大飢饉の間にアイルランドを去った人々を祝って《Emigration Suite》という組曲を作曲しました。それは《Sailing to America》という題のスローエア、続いて《Ellis Island》という題のジグ、《New Beginnings》という題のリールで構成されます。この組曲のコード構成によるムード・セットは、この時代の悲しみや悲惨さとは対照的に、よりよい生活を求める希望を表しています。

《The Stranger At The Door》について
私の住む田舎の人里離れた場所にある伝統的な農場のコテージは、築350年です。ある冬の夕方遅くに、ドアをノックする音がしました。ノックする音を聞いた時、私はキッチンにいてハープを弾いていました。私がドアを開けると、不可思議な困惑した年老いた女性がそこに立っていました。彼女は私のことを知っていて、何年も前からこの家に来ていると、彼女は私に言いました。彼女は翌日の夕方にディナーを一緒に食べるよう私を招待しました。私が彼女の住む場所を尋ねると、彼女はウルフヒルの頂きにある古いコテージと述べました。私はそこが使われていない放置された場所であることを知っていました。翌朝私はこの古い家を調べ、50年以上この家には誰も住んでいないと近所の人が私に教えてくれました。それ以来その不思議な女性を見ていません!この体験が《The Stranger At The Door》を作曲することにつながりました。

ハープ以外で、何をすることが好きですか?

ハープへの情熱と同様に、高い水準でクラシックのバイオリンも弾きます。私は現在名声のあるアイルランド国立青少年管弦楽団の第一バイオリン奏者です。私はまたSt. Abbans Athletics Clubの陸上競技チームの一員としてトレーニングを楽しんでいます。

日本ツアーで演奏する《The Spirit of Laois Suite》は、ともに来日予定のハープ奏者・作曲家マイケル・ルーニーとあなたを含む若いハープ奏者たちのコラボレーションにより創られた曲で、プロジェクトの最初にリーシュについて議論し、マイケルはその議論をもとに作曲したそうですね。リーシュでのお気に入りの場所を教えてください。また、《The Spirit of Laois Suite》のあなたが思う曲の魅力を教えてください。マイケル・ルーニーとのコラボレーションはどうでしたか?

私はリーシュで生まれて、ずっとリーシュで育ち、この素晴らしい地域を私の地元であると言えることを大変誇りに思っています。私が思うには、《The Spirit of Laois Suite》を通したマイケルの作曲スタイルは、美しくリーシュの真の雰囲気を捉え、伝えてくれています。一度もリーシュを訪れたことがなくても、《The Spirit of Laois Suite》は聞き手に素敵な風景を想像させてくれます。マイケルはともに活動するにはとても刺激的な人で、私はあらゆる過程に魅きつけられ、楽しみました。
正直、リーシュでお気に入りの場所をひとつ選ぶことはとても難しいです。しかし、アビーライックス近くのヘイウッド・ガーデンズを訪れることが楽しいです。

ミュージックジェネレーション・リーシュの企画で1番思い出に残っている国内プロジェクトと海外プロジェクトのストーリーを1つずつ、写真あるいは映像とともに詳しく教えてください。

毎年私はポートリーシュで開催されるミュージックジェネレーション・リーシュの恒例の3日間のティオノル・フェスティバルの参加者として演奏することをとても楽しみにしています。
2019年10月に、ミュージックジェネレーション・リーシュ・トラッドオーケストラはバルセロナのシッチェスに行ってクリエイティブ・コネクションズで演奏する機会がありました。このような素晴らしい旅に参加する機会をもらえたことに大変感謝しています。

ロックダウン開始以来、ズームでハープの授業を受けているそうですね。ズームでの授業の感想や意見を教えてください。

予想通り、ズームでの学習は時に難しいです。しかし、多くの挑戦によりいつも変化している世界において、このことが日常となるでしょう。オンライン学習は非常に価値があり楽しい経験であることが分かりました。私はまた自分の快適な家から友人たちやチューターたちと一緒に活動を続けることができることを楽しんでいます。

現在、ズーム上でアコーディオン奏者・作曲家Martin Tourishとコラボレーションして、大西洋西向き無着陸横断飛行に最初に成功した、ポートリーシュ出身のジェイムス・フィッツモーリスの物語を伝えるプロジェクト「かなわぬ夢」に、直接会ったことのない50人を含めた70人の若い音楽家たちが参加しているそうですね。フィッツモーリスについてどのようなことを議論し、他にどのようなことを学んでいますか?このプロジェクトに関する感想や意見を教えてください。

ジェイムス・フィッツモーリスと第一次世界大戦中の彼の人生について学ぶと同時に、この時代のアイルランドと歴史上戦争がこの時代に源を発する音楽に与えた影響も学んでいます。
ジェイムス・フィッツモーリスが戦争前後に感じたであろう感情について深く探究しています。私たちが見つけた情報を用いて、フィッツモーリスの感情を反映する楽章を作曲するために私たちのアイデアを一緒にしています。総合的に、この過程は魅力的でとても得ることが多いことが分かりました。

将来の夢を教えてください。

今16歳で、私はまだ今後数年間多くの道の中で私が進むかもしれない、たくさんある興味を探っています。しかし、現時点では、作曲に重点を置いて音楽のキャリアを歩むことを熱望しており、アイルランドの第3期教育でこのことを学びたいです。

日本でしたいこと(コンサート以外)は何ですか?また、日本でのコンサートへの期待と日本のお客様にメッセージをお願いします。

私は日本を訪れることをとても楽しみにしていて、観光と文化とともに、日本食に挑戦したいです。
私たちはこの旅のためにたくさん準備していて、私たちが準備していることを共有できることにとてもワクワクしています。コンサートがアイルランド文化への洞察となり、日本の音楽家たちが将来アイルランドへ来てくれることを願っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA